山本真也

曖昧さ回避 その他の同名の人物については「山本真也 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
曖昧さ回避 映画監督の「山本晋也」とは別人です。
 山本真也 六段
2018年11月、姫路市で行われた人間将棋にて
名前 山本真也
生年月日 (1971-10-24) 1971年10月24日(52歳)
プロ入り年月日 1998年10月1日(26歳)
棋士番号 229
出身地 大阪府東大阪市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 北村文男七段
弟子 高浜愛子
段位 六段
棋士DB 山本真也
順位戦クラス C級2組(11期)
2024年4月12日現在
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山本 真也やまもと しんや1971年10月24日 - )は、将棋棋士。大阪府東大阪市の出身、北村文男の門下。棋士番号は229。

棋歴

小学1年生の時、父親に教わったことをきっかけに将棋を覚え、小学5、6年頃には関西将棋会館や後に師匠となる北村文男天王寺で開設していた道場に足を運ぶようになった。

中学2年の時に山形県天童市で行われた全国中学生選抜大会に出場、ベスト16で川上猛に敗れる。それから間もなく奨励会へ入会。6級から5級に上がるのに1年4か月、初段から二段にも1年4か月、そこから更に三段リーグ入りに2年3か月を要する苦労を経験する。第22回(1997年度後期)で年齢制限の26歳を迎えるも、勝ち越しによる在籍期間延長の恩恵を受け、翌第23回にも参加。そこで1位の成績をおさめ、プロ入りを勝ち取った。

2009年度の第68期順位戦C級2組で、在籍11期目で初めて降級点を取り(2勝8敗)、フリークラス宣言をしてフリークラスに転出した。

棋風

  • 石田流を得意としており、先手の三間飛車に対し、後手が6筋を攻める山本流石田封じと呼ばれる定跡を開発した序盤重視派の棋士である。
  • 初手☗6八玉[1]、☗7八金、☗3八銀、☗9六歩などの変化球を見せる[2]ことがある。後手のときも、2手目☖1四歩[3]、☖3二金[4]などがある。

人物

  • 趣味は登山旅行
  • 奨励会5級の時期に在学していた高校を中退している。
  • 関西研修会幹事を務める。
  • 映画監督の山本晋也と同じ読みなので、「カントク[5]」と呼ばれる事がある。
  • 2018年より神吉宏充主宰の将棋教室「プロ棋士神吉七段の大逆転将棋倶楽部」師範代を務める。

弟子

女流棋士となった弟子

名前 女流プロ入り日 段位、主な活躍
高浜愛子 2016年2月5日 女流初段

(2024年4月1日現在)

昇段履歴

  • 1986年 - 6級で奨励会入会
  • 1989年 - 初段
  • 1993年3月 - 三段(第13回より三段リーグに参加)
  • 1998年10月1日 - 四段(第23回三段リーグ優勝) = プロ入り
  • 2004年11月5日 - 五段(勝数規定
  • 2016年4月1日 - 六段(フリークラス規定)

主な成績

在籍クラス

竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
(出典)
(出典)竜王戦
(出典)
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
1998 57 昇段前 12 6組 --
1999 58 C242 13 5組 --
2000 59 C231 14 4組 --
2001 60 C208 15 4組 --
2002 61 C217 16 4組 --
2003 62 C232 17 4組 --
2004 63 C230 18 4組 --
2005 64 C222 19 4組 --
2006 65 C230 20 3組 --
2007 66 C218 21 4組 --
2008 67 C231 22 4組 --
2009 68 C234 23 4組 --
2010 69 F宣 24 4組 --
2011 70 F宣 25 4組 --
2012 71 F宣 26 4組 --
2013 72 F宣 27 3組 --
2014 73 F宣 28 4組 --
2015 74 F宣 29 4組 --
2016 75 F宣 30 4組 --
2017 76 F宣 31 4組 --
2018 77 F宣 32 4組 --
2019 78 F宣 33 5組 --
2020 79 F宣 34 5組 --
2021 80 F宣 35 5組 --
2022 81 F宣 36 6組 --
2023 82 F宣 37 (開始前)
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

関連項目

脚注

  1. ^ 第66期王座戦 一次予選・対村田顕弘六段(2017.11.10)携帯中継
  2. ^ 第65期王座戦一次予選・対宮本広志五段 (2016.11.28)携帯中継
  3. ^ 第43期棋王戦予選・対菅井竜也七段(2017.1.30)携帯中継
  4. ^ 第90期棋聖戦 一次予選 1回戦・対神崎健二 (2018.6.15)携帯中継
  5. ^ 「笑っていいとも」などでの山本晋也への他出演者の呼びかけ。

外部リンク

  • 日本将棋連盟 プロフィール
  • 山本真也 (@197110a24) - X(旧Twitter)
日本将棋連盟所属棋士 (現役棋士 および 2024年度引退棋士)
タイトル
保持者
【九段 6名】
【七段 1名】

永世称号 襲位者0
永世称号 有資格者

九段
【26名】
八段
【33名】
七段
【44名】
六段
【27名】
五段
【20名】
四段
【15名】
2024年度
引退棋士
 九段  青野照市(2024年6月13日引退)
 八段  室岡克彦(2024年6月18日引退)
 八段  中座真(2024年6月19日引退)
 七段  伊奈祐介(2024年5月10日引退)
現役棋士 全172名(2024年7月23日時点、日本将棋連盟所属) / は2024年度の昇段 / 引退棋士の()は引退日 / 詳細は将棋棋士一覧を参照
第37期竜王戦ランキング戦
竜王
1組
(定員16名)
2組
(定員16名)
3組
(定員16名)
4組
(定員32名)
5組
(定員32名)
6組
(参加70名)
女流棋士
アマチュア
  • 慶田義法アマ
  • 竹内広也アマ
  • 小林康太郎アマ
  • 中川慧梧アマ
  • (出場4名)
奨励会員
次期から出場
★挑戦者 / △次期昇級 / ▼次期降級 / 初参加棋士(棋士として初参加) / 詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照。
名人
A級
B級1組
B級2組
C級1組
C級2組
フリー
クラス
宣言
棋戦限定
出場

2024年度
引退者

先頭の数字は順位(名人、フリークラス以外)/ フリークラスの数字は在籍可能残り年数(2024年度開始時点)
B級2組 - C級2組の * は降級点の数(B級2組・C級1組は降級点 2で降級、C級2組は降級点 3で降級)
詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照