冨田誠也

 冨田誠也 五段
名前 冨田誠也
生年月日 (1996-02-13) 1996年2月13日(28歳)
プロ入り年月日 2020年10月1日(24歳)
棋士番号 325
出身地 兵庫県三田市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 小林健二九段
段位 五段
棋士DB 冨田誠也
2024年3月12日現在
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冨田 誠也(とみた せいや、1996年2月13日 - )は、日本将棋連盟の棋士[1]棋士番号は325.小林健二門下。兵庫県三田市出身。兵庫県立有馬高等学校[2]立命館大学経営学部卒業[3][4]

棋歴

得意戦法は四間飛車[1]

5歳のときに父に将棋を教わる[5]。2007年9月に奨励会へ入会。2013年4月(17歳)より三段リーグに参加。「20歳までに(四段に)上がれると思っていた。(第66回のリーグでは)成績がふるわず、退会も考えた」と語る[5]ほどの厳しい状況だったが、第67回三段リーグで一転して好調となり、最終的には14勝4敗の成績を収め[6]、2位が確定。遂に四段昇段が決まった[1]

プロ入り後

2021年度は第93期棋聖戦で6連勝して本戦入りを果たすと(1回戦で佐々木大地に敗戦)、年度単位でも32勝15敗と大きく勝ち越した。

人物・エピソード

  • 前述通り、三段リーグでは退会を考えるほどの状況になった事もあるが、「色々な職業について調べて、好きな将棋を超える職業がないという結論に達した」ため、踏みとどまった[5]
  • 三段時代は公式戦の成績も振るわず、2013年から2020年にかけて合計3勝10敗と大幅に負け越している。
  • 尊敬する棋士は菅井竜也。目標はタイトルを狙える棋士になる事[5]。また、「プロとして対局、普及の両方で将棋界に生きた証を残せるように頑張りたい」との抱負も述べている[7]

昇段履歴

昇段規定は、将棋の段級 を参照。

  • 2007年09月00日 : 6級 = 奨励会入会
  • 2013年03月00日 : 三段(第53回奨励会三段リーグ<2013年度前期>からリーグ参加)[8]
  • 2020年10月01日 : 四段(第67回奨励会三段リーグ成績2位)[1][6]
  • 2024年03月12日 : 五段(順位戦C級1組昇級、通算80勝52敗)[9][10]

主な成績

在籍クラス

竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
(出典)
(出典)竜王戦
(出典)
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
2020 79 四段昇段前 34 6組 -- 5-2
2021 80 C251 6-4 35 6組 -- 3-2
2022 81 C221 7-3 36 6組 -- 1-2
2023 82 C212 9-1 37 6組 --
2024 83 C128
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

年度別成績

公式棋戦成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2020 9 4 5 0.4444 [1]
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2021 48 32 16 0.6666 [2]
2022 39 21 18 0.5384 [3]
2023 40 26 14 0.6500 [4]
2021-2023
(小計)
127 79 48
通算 136 83 53 0.6102 [5]
2023年度まで

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d “新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 日本将棋連盟 (2020年9月26日). 2020年9月26日閲覧。
  2. ^ “7年半がかりでプロ棋士に 冨田誠也四段がデビュー:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年7月16日閲覧。
  3. ^ “立命館から初の将棋棋士誕生!”. 立命館大学 校友会 (2020年9月26日). 2020年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月20日閲覧。
  4. ^ “朝日新聞将棋取材班 @asahi_shogi”. Twitter. 2020年9月29日閲覧。
  5. ^ a b c d “伊藤匠トップ通過、冨田誠也昇段 奨励会三段リーグ | 日刊スポーツ”. 2022年6月15日閲覧。
  6. ^ a b “第67回奨励会三段リーグ戦”. www.shogi.or.jp. 2020年9月26日閲覧。
  7. ^ “冨田誠也四段「将棋界に生きた証を残せるように」棋士総会で恒例の新正会員あいさつ”. 2022年6月15日閲覧。
  8. ^ 関西奨励会(2013年3月時点)
  9. ^ 『冨田誠也四段が五段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟』2024年3月13日。https://www.shogi.or.jp/news/2024/03/post_2411.html 
  10. ^ 通算成績(2024年3月12日対局分まで、未放映のテレビ対局を除く)『通算成績|成績・ランキング|日本将棋連盟』2024年3月13日。オリジナルの2024年3月13日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20240313072933/https://www.shogi.or.jp/game/record/all.html 

関連項目

外部リンク

  • 冨田誠也|棋士データベース|日本将棋連盟
日本将棋連盟所属棋士 (現役棋士 および 2024年度引退棋士)
タイトル
保持者
【九段 6名】
【七段 1名】

永世称号 襲位者0
永世称号 有資格者

九段
【26名】
八段
【33名】
七段
【44名】
六段
【27名】
五段
【20名】
四段
【15名】
2024年度
引退棋士
 九段  青野照市(2024年6月13日引退)
 八段  室岡克彦(2024年6月18日引退)
 八段  中座真(2024年6月19日引退)
 七段  伊奈祐介(2024年5月10日引退)
現役棋士 全172名(2024年7月23日時点、日本将棋連盟所属) / は2024年度の昇段 / 引退棋士の()は引退日 / 詳細は将棋棋士一覧を参照
第37期竜王戦ランキング戦
竜王
1組
(定員16名)
2組
(定員16名)
3組
(定員16名)
4組
(定員32名)
5組
(定員32名)
6組
(参加70名)
女流棋士
アマチュア
  • 慶田義法アマ
  • 竹内広也アマ
  • 小林康太郎アマ
  • 中川慧梧アマ
  • (出場4名)
奨励会員
次期から出場
★挑戦者 / △次期昇級 / ▼次期降級 / 初参加棋士(棋士として初参加) / 詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照。
名人
A級
B級1組
B級2組
C級1組
C級2組
フリー
クラス
宣言
棋戦限定
出場

2024年度
引退者

先頭の数字は順位(名人、フリークラス以外)/ フリークラスの数字は在籍可能残り年数(2024年度開始時点)
B級2組 - C級2組の * は降級点の数(B級2組・C級1組は降級点 2で降級、C級2組は降級点 3で降級)
詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照