黄金桂 黄金桂の茶葉
各種表記 繁体字 : 黃金桂 簡体字 : 黄金桂 拼音 : Huángjīnguì 発音: フアンジングイ テンプレートを表示
黄金桂 黄金桂 (おうごんけい)は、黄旦という品種の茶葉から作られる烏龍茶 (青茶)の一種[1] 。おもに福建省 安渓県 で生産される[1] 。かすかに桂花(キンモクセイ )の香りがするのが特徴で、その香りから「透天香」という別名もある[2] [3] 。黄金色の水色と桂花の香りを持つお茶ということから、黄金桂と呼ばれている[1] [4] 。
青茶は半発酵茶であるが、発酵 の度合は茶 の種類ごとに異なっており、黄金桂は比較的発酵度を低くして製造される。同じ安渓県で生産されている鉄観音 と比べると、軽くあっさりした味わいをしている[5] 。
日本においてはおもに茶葉として販売されているほか、伊藤園 がペットボトル飲料 として1995年 に「金の烏龍茶」を発売している[6] 。同商品はその後の2015年 4月に特定保健用食品 の「黄金烏龍茶」にリニューアルされており、黄金桂が4割使用されている[6] 。ほか、キリンビバレッジ が2014年に発売した缶飲料 「別格」ブランドのなかにも黄金桂と鉄観音をブレンドした「黄金鉄観」があったが、2015年に販売終了している[7] 。
脚注 ^ a b c “鉄観音・黄金桂・水仙・色種”. お茶百科 . 伊藤園 . 2023年11月29日 閲覧。 ^ “黄金桂(ファンジングイ)”. 旺徳福. 2023年11月29日 閲覧。 ^ “黄金桂 おうごんけい HUANGJINGUI”. 辰翼茶荘. 2023年11月29日 閲覧。 ^ Helen Saberi (2010). Tea: A Global History . Reaktion Books. p. 14. ISBN 9781861898920. https://archive.org/details/isbn_9781861897763 2018年5月17日 閲覧 . "Huangjin Gui." ^ “黄金桂 ファンジングイ/おうごんけい”. 中国茶専門店 楼蘭. 2023年11月29日 閲覧。 ^ a b “プレミアムトクホ「黄金烏龍茶」発売”. フーズチャネル (2015年2月26日). 2023年11月29日 閲覧。 ^ “ハードル上げ過ぎた、味が名前負け……傾聴して分かったキリン「別格」撤退の原因”. 日経クロストレンド . 日経BP (2016年1月20日). 2023年11月29日 閲覧。