鳥居薬品

鳥居薬品株式会社
Torii Pharmaceutical Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 4551
1993年10月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
103-8439
東京都中央区日本橋本町三丁目4番1号トリイ日本橋ビル
設立 1921年11月1日(株式会社鳥居商店)
業種 医薬品
法人番号 4010001052143 ウィキデータを編集
事業内容 医薬品の製造・販売および輸出入
代表者 松田剛一(代表取締役社長
資本金 51億90百万円
発行済株式総数 2,880万株
売上高 429億98百万円(2019年12月期)
営業利益 14億30百万円(2019年12月期)
純利益 273億67百万円(2019年12月期)
純資産 1131億25百万円(2019年12月31日現在)
総資産 1399億43百万円(2019年12月31日現在)
従業員数 660名(2019年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 日本たばこ産業(株) 53.46%
ロイヤルバンク・オブ・カナダ・トラストカンパニー(ケイマン)リミテッド 6.49%
立花証券(株) 2.59%
(2015年12月31日現在)
関係する人物 髙木正一郎(元社長)
外部リンク torii.co.jp
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鳥居薬品株式会社(とりいやくひん、: Torii Pharmaceutical Co., Ltd.)は、東京都中央区に本社を置く日本の製薬メーカーである。

沿革

  • 1872年 - 鳥居徳兵衛が横浜市境町において洋薬輸入商植野屋を創立。
  • 1921年11月1日 - 株式会社鳥居商店を設立。
  • 1949年5月 - 鳥居製薬株式会社を合併し、鳥居薬品株式会社に商号変更。
  • 1963年6月 - 株式を店頭市場に登録。
  • 1983年10月 - メルク・アンド・カンパニーに対して第三者割当増資を実施、同社が発行済株式50.3%を取得し親会社となる。
  • 1988年5月 - メルクが持株全てをアサヒビールに売却し、親会社が異動。
  • 1993年10月 - 東京証券取引所第二部に上場。
  • 1995年9月 - 東京証券取引所第一部に指定替え。
  • 1998年12月 - 日本たばこ産業株式公開買付を実施、事業見直しを決定したアサヒビールは全株を売却し新薬事業から撤退。発行済株式の約53%を取得して子会社化。
  • 1999年10月 - 新薬開発はJTが担当し、鳥居薬品は医薬品の製造・販売に特化する協業体制を確立。
  • 2003年3月 - タバコアレルギーを検査する試薬の製造・販売が中止。
  • 2019年
    • 1月 - 抗HIV薬6品の日本国内での国内製造販売承認を、Gilead Sciences, Inc.の日本法人であるギリアド・サイエンシズへ承継。
    • 4月 - 蛋白分解酵素阻害剤「注射用フサン」(一般名・ナファモスタット)を日医工へ承継。
    • 9月 - 研究所(千葉県佐倉市)を閉鎖。
  • 2020年
    • 3月 - 降圧薬・カルバン錠の価格カルテルで独占禁止法に違反し、公正取引委員会より287万円の課徴金納付命令を受ける[1]
    • 4月 - 尿酸排泄薬「ユリノーム」(一般名・ベンズブロマロン)をトーアエイヨーに承継[2]
    • 7月 - 唯一の製造拠点である佐倉工場(千葉県佐倉市)を岩城製薬に譲渡し、医薬品製造を完全外部委託[3]

事業所

  • 本社(東京都中央区)
  • 支社:北海道東北支社、関東信越支社、南首都圏支社、中部支社、関西支社、中四国支社、九州支社
  • 物流センター:東日本(埼玉県八潮市)、西日本(大阪府茨木市

製品

脚注

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  1. ^ “降圧薬・カルバン錠の価格カルテルで独禁法違反 鳥居薬品に287万円の課徴金納付命令 | ニュース | ミクスOnline”. www.mixonline.jp. 2020年9月10日閲覧。
  2. ^ “製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月25日) | AnswersNews”. 製薬業界の転職サイト Answers(アンサーズ). 2020年9月10日閲覧。
  3. ^ “鳥居薬品、製造を外部委託へ 11億円で工場譲渡”. 日本経済新聞 電子版. 2020年9月10日閲覧。

外部リンク

  • 鳥居薬品株式会社
  • 鳥居薬品が企画した短編映画 - 何れもヨネ・プロダクション制作作品。『科学映像館』より
    • 『Micro-Hunter』(1970年) - カビ由来の抗生剤セファレキシンの抗菌作用を、ブドウ球菌大腸菌を例に提示。
    • 『炎症とライソゾーム』(1974年) - 白血球は生体に侵入した異物を食胞の中に捕らえると、これをライソゾームで消化。一方で、細胞外に放出されたライソゾームは生体の組織を破壊することもある。これらの観察で、ライソゾームと炎症の関係を明らかにするのが、この短編映画の趣旨。
    • 『ミクロの恐怖-生命と尿酸-』(1979年) - 尿酸はいつも体内に一定量プールされているところ、それが結晶になると痛風を発症。しかし、ヒトゴリラチンパンジーを除く動物には尿酸を分解するウリカーゼを有しているため、尿酸結晶のために苦しむことは無い。そこでラットやマウスにウリカーゼ阻害薬を投与し、痛風を起こす実験を実施。ここから尿酸が痛風を引き起こす謎に迫っていく。


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