鬼虫

鬼虫
ジャンル 青年漫画時代劇サバイバル
漫画
作者 柏木ハルコ
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
レーベル ビッグコミックス
巻数 全5巻
話数 全58話
テンプレート - ノート

鬼虫(おにむし)』は、柏木ハルコによる日本漫画作品。同作者の代表作の1つ。

あらすじ

平安期中ごろ、寛仁年間。文明から隔離された孤島・『鬼島』。

トラゴは姉・タナを失ったことに対して罪悪感を抱き続けたまま成人になり、幼馴染のククリと結婚した。ある日、マナメという女貴族が本州からやってくる。トラゴはマナメがタナに似ていたことから、マナメに惹かれた一方、ククリもまたマナメに興味を抱いていた。様々な出来事が起こる中、トラゴは、自分がマナメを受け入れた結果、島で異変が起きたと感じ、マナメの殺害を決意するも実行には至らなかった。やがて、マナメのもたらした文明を受け入れるか否かで、島民たちの間で対立が起き、トラゴは再びマナメを殺すことを決意した。

登場人物

主要人物

トラゴ
本作の主人公。屈強な女島民。既婚者。常に気丈とした物怖じしない性格。一方、家庭的な面も覗かせ、ククリとの子作りにも積極的。
ククリ
トラゴの夫。彼女とは元々、幼馴染の間柄。プロローグから数年後、トラゴと結婚する。しかし、なかなか子供を儲けることができず、焦燥を感じている。
マナメ
本作のキーパーソン。本州から流れ着いた平安貴族。顔立ちがタナに酷似しているため、トラゴから「タナ姉」と呼ばれているものの、実年齢は彼女よりも下である。

その他

タナ
トラゴの実姉。通称「タナ姉」。プロローグで水難事故に遭い、死亡している。
クウロウ伯母
島の長である巫女。絶対的な発言力を持つ。
モモエ
クウロウの実息。

用語

鬼島(おにしま)
本作の主要舞台。本州から遠く離れた場所に浮かぶ断崖絶壁の孤島。当初は80人弱の集落を儲けていたが、マナメの上陸から約半数にまで激減した。

書誌情報

  • 柏木ハルコ『鬼虫』小学館ビッグコミックス)、全5巻[1]
    1. 2003年12月25日発売 ISBN 978-4-09-186366-9
    2. 2004年4月30日発売 ISBN 978-4-09-186367-6
    3. 2004年8月30日発売 ISBN 978-4-09-186368-3
    4. 2004年11月30日発売 ISBN 978-4-09-186369-0
    5. 2005年3月30日発売 ISBN 978-4-09-186370-6

脚注

注釈

出典

  1. ^ - 小学館コミック[リンク切れ]

外部リンク

  • 小学館公式ホームページ
  • 表示
  • 編集