衣料会館
衣料会館あるいは織物会館 (英語: Cloth hall, Linen hall; ドイツ語: Gewandhaus; ポーランド語: Sukiennice; フランス語: Halle aux draps; オランダ語: Lakenhal; スウェーデン語: Saluhall) は、ヨーロッパの都市にある商業地域の中心にある歴史的建造物である。
衣料会館の中には、商業取引を行うための小部屋が設けられており、そこでは衣料の他に、革、蝋、塩と香辛料や絹などの異国からの輸入品の取引が行われた。
衣料会館が建設されたのは中世(英語版)から17世紀までの間である。
ポーランド
ポーランドに現存するもっとも有名な織物会館は、1555年にルネサンス建築様式で再建されたクラクフの織物会館(英語版)である[1]。この他に、かつて織物会館が存在した都市として、ポズナン (旧市場広場(英語版))、ヴロツワフ(現在の織物会館通り (波: ul. Sukiennice))、トルンがある。
ドイツ
ブラウンシュヴァイク、ツヴィッカウ、ライプツィヒ [2]には衣料会館がある。
ベルギー・オランダ
ベルギーには、中世ヨーロッパの世俗建築としては最大級の建物であるイーペルの衣料会館(英語版)の他、ブルッヘ、ルーヴェン、トゥルネーに衣料会館がある。トゥルネーの衣料会館は初期ゴチック様式にバロック様式を加えたものであり、現在は大学のホールとして使われている。
オランダライデンのラーケンハル市立博物館(英語版)は、かつての衣料会館である。
英国・アイルランド
かつての衣料会館であるDrapers' Hall(英語版) (London), the Halifax Piece Hall(英語版), and Leeds' White Cloth Hall(英語版)が現存する。かつて、ベルファストにはWhite Linen Hall(英語版)があった。カスルバー、クロナキルティ(英語版)にも衣料会館があった。
注・参照
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