曲げ剛性

曲げ剛性英語: Flexural rigidity)とは、はり部材の曲げ変形のしにくさを示す指標で、部材の断面形状と大きさで決まる断面二次モーメントIと、その材料のヤング率Eとの積EIで表される[1]曲げこわさともいう[2]

棒の曲げ剛性

詳細は「弾性曲線方程式」を参照

はり部材や円柱の曲げ剛性(EI)は、長さを x {\displaystyle x} とした以下のような式で定義される:

  E I d y d x   = 0 x M ( x ) d x + C 1 {\displaystyle \ EI{dy \over dx}\ =\int _{0}^{x}M(x)dx+C_{1}}

ここで、 E {\displaystyle E} ヤング率 (Pa)、 I {\displaystyle I} 断面二次モーメント (m4)、 y {\displaystyle y} は任意の x {\displaystyle x} における材料の横方向の変位、 M ( x ) {\displaystyle M(x)} は任意の x {\displaystyle x} におけるモーメントである。

曲げ剛性のSI単位はPa·m4であり、これはN·m²に等しい。

脚注

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  1. ^ 日本機械学会 編『機械工学辞典』(第2版)丸善、2007年1月20日、1264頁。ISBN 978-4-88898-083-8。 
  2. ^ “曲げ剛性とは”. コトバンク. 朝日新聞社、VOYAGE GROUP. 2014年9月18日閲覧。

関連項目