安芸山本駅

安芸山本駅
あきやまもと
Aki-Yamamoto
安芸長束 (0.7 km)
(0.6 km) 下祇園
所在地 広島県安佐郡長束村
北緯34度26分2.76秒 東経132度27分31.45秒 / 北緯34.4341000度 東経132.4587361度 / 34.4341000; 132.4587361座標: 北緯34度26分2.76秒 東経132度27分31.45秒 / 北緯34.4341000度 東経132.4587361度 / 34.4341000; 132.4587361
所属事業者 鉄道省
所属路線 可部線
キロ程 3.0 km(横川起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1909年明治42年)12月19日
備考 1943年(昭和18年)10月1日休止
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安芸山本駅(あきやまもとえき)は、かつて広島県安佐郡長束村(現・広島市安佐南区長束)にあった、鉄道省可部線1943年昭和18年)10月1日営業休止となった。

概要

現在の可部線の原点となる大日本軌道広島支社線の開業とともに設置された。当初は長束停留場を名乗っていたが、後に開業した隣の大師停留場(現在の安芸長束駅)が新たに長束停留場を名乗ることになり、また当駅が山本村(現在の安佐南区山本)の入り口に位置していたことから山本停留場に改称、後に国有化により安芸山本駅となった。

1943年昭和18年)、可部線内の他のいくつかの駅とともに休止された。

小説「黒い雨」においては「山本駅」として当駅が登場するが、広島市への原子爆弾投下時(1945年昭和20年)8月6日)には既に営業を休止(実質廃止)しており、事実と異なっている。

可部線と並行する旧国道(県道277号)に、広島交通の「安芸山本」バス停が存在している。

歴史

  • 1909年明治42年)12月19日[1] - 大日本軌道広島支社線横川停留場 - 祇園停留場間開業とともに長束停留場として設置される。軌間762mm非電化。
  • 1919年大正8年)3月11日 - 可部軌道へ譲渡、同社の停留場となる。
  • 1926年大正15年)5月1日 - 広島電気に合併、同社の停留場となる。
  • 1928年昭和3年)11月9日 - 当駅を含む横川停留場 - 古市橋駅間が1067mmに改軌、あわせて直流600V電化。
  • 1931年(昭和6年)7月1日 - 広浜鉄道へ譲渡、同社の停留場となる。
  • 1933年昭和8年)4月21日 - 山本停留場に改称。同時に隣の大師停留場(現在の安芸長束駅)が長束停留場に改称。
  • 1936年(昭和11年)9月1日 - 可部線国有化により安芸山本駅に改称。
  • 1943年(昭和18年)10月1日 - 休止[2]

脚注

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  1. ^ 『広島県統計書. 昭和3年 第1編(其ノ2)』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  2. ^ 「鉄道省告示第271号」『官報』1943年9月15日(国立国会図書館デジタル化資料)
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