大杉橋
大杉橋(おおすぎばし)は、新中川に架かる橋のひとつで、東岸の東京都江戸川区鹿骨一丁目と西岸の大杉四丁目を結び、東京都市計画道路補助第286号線(大杉橋通り)を通す。
歴史
初代の橋は、1961年(昭和36年)新中川掘削工事に伴い架橋され[1][2]、現橋の下流側に位置していた。その後、交通量の増加等による老朽化が著しく幅員も狭いことから、江戸川区新中川橋梁整備計画の第三弾として、1994年(平成6年)[3][1]に現在の場所(旧橋の上流側)に架け替えられた。
諸元
- 形式 - 2径間偏心1面吊り斜張橋
- 橋長 - 119. m
- 総幅員 - 18.9 m〜27.4 m[3]
- 有効幅員 - 18.1 m〜26.6 m(車道:9.0 m 歩道:3.1 m〜6.6 m + 6.0 m〜11.0 m[3])
- 支間割 - 72.5 m + 45.5 m[3]
- 工事主体 - 江戸川区
- 橋梁設計 -
- 鋼材製作・架橋 - 株式会社横河ブリッジ[3]
整備概要
「水景のシンボル」をテーマに、水景軸と道路軸の交差点としてのシンボルとなり、開放的な空間を生かして存在感のある橋として整備されている。
デザイン・景観
橋名でもある大きな杉をモチーフに、視認性の高い形態でシンボル性と開放感が演出されている。また、沿川流域や遠方からも主塔と斜長ケーブルが目立ち、優雅なハープ橋にも見える。
夜間はライトアップによる光の演出がされていたが、現在は電力節約のため行われていない。
周辺
「鹿骨」および「大杉 (江戸川区)」も参照
- 江戸川区立大杉第二小学校
- 江戸川区鹿骨区民館
- 鹿本通り
- 環七通り
路線バス
かつて大杉橋は路線バスが通っていた。この路線は、江戸川区の要望により開通し、新小岩駅東北広場~篠崎駅と江戸川スポーツランド間を結んでいた。しかし区役所移転に先駆け2024年(令和6年)3月29日に運行終了。
- 京成バス:京成バス江戸川営業所 篠01系統 区役所線
隣の橋
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b 大杉橋 1961- - 土木学会付属土木図書館、2018年6月24日閲覧。
- ^ “江戸川区の橋(3)新中川・新川の橋”. 江戸川区(江戸川区郷土資料室) (2014年10月21日). 2018年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e 橋梁年鑑 大杉橋 詳細データ - 日本橋梁建設協会、2018年6月24日閲覧。
外部リンク
- 新中川に架かる橋(その2) - コスモ技研
座標: 北緯35度42分28秒 東経139度53分1.4秒 / 北緯35.70778度 東経139.883722度 / 35.70778; 139.883722