古瀬信号場
古瀬信号場 | |
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旅客営業末期の1番線ホーム出入口 (2018年9月) | |
ふるせ Furuse | |
◄K45 音別 (9.7 km) (6.3 km) 白糠 K47► | |
所在地 | 北海道白糠郡白糠町和天別 北緯42度56分52.25秒 東経144度0分30.79秒 / 北緯42.9478472度 東経144.0085528度 / 42.9478472; 144.0085528座標: 北緯42度56分52.25秒 東経144度0分30.79秒 / 北緯42.9478472度 東経144.0085528度 / 42.9478472; 144.0085528 |
駅番号 | ○K46 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■根室本線 |
キロ程 | 138.5 km(新得起点) |
電報略号 | フセ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2線 |
開業年月日 | 1954年(昭和29年)7月1日[1] |
備考 | 2020年(令和2年)3月14日に旅客扱いを廃止し[2][3]、信号場化[4] |
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古瀬信号場(ふるせしんごうじょう)は、北海道白糠郡白糠町和天別(わてんべつ)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の信号場である。事務管理コードは▲110431[5]。旅客営業末期の駅番号はK46。
歴史
開業当時から仮乗降場を兼ねて旅客扱いを実施し、旅客扱い廃止まで一部の普通列車のみが停車した。かつては信号場に併設された官舎に住んでいる職員の家族が主な利用客であった[6]。
年表
- 1954年(昭和29年)7月1日:日本国有鉄道(国鉄)の古瀬信号場として開設[1][7]。係員配置。仮乗降場として旅客を取り扱い。
- 1971年(昭和46年)8月1日:無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となると共に旅客駅に昇格[1]。古瀬駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 1996年(平成8年)度:石勝線・根室線高速化工事に伴い同年度に構内改良[8]。
- 2019年(令和元年)12月11日:JR北海道が白糠町に対して、当駅を2020年3月に実施予定のダイヤ改正で廃止する通知をしたと報道される[9]。
- 2020年(令和2年)3月14日:利用者減少とダイヤ改正に伴い、旅客扱いを廃止[2][3]。再び古瀬信号場となる[4]。
信号場名の由来
アイヌ語の「フㇽセンピㇼ(fur-senpir)」(丘の・陰)からとされる[10]。
なお、所在地の字は現在「和天別」となっているが、これはアイヌ語の「ウワッテペッ(uwatte-pet)」(〔支流が〕多い・川)からとされている[11]。
構造
旅客駅時代は音別駅管理の無人駅。構内踏切で結ばれた2面2線の相対式ホームを持ち、旧2番線のホームは釧路(下り)方にずれた千鳥配置であった。
- 旅客営業末期の1番線ホーム(2018年9月)
- 旅客営業末期の2番線ホーム出入口および構内踏切(2018年9月)
- 旅客営業末期の2番線ホーム(2018年9月)
利用状況
旅客営業廃止前の利用状況は以下のとおり。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[12]。
- 2013 - 2018年(平成25 - 30年)の1日乗車人員平均は「2人以下」[9]。
- 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「3名以下」[13]。
- 2018年(平成30年)の乗降客数としてJR北海道が白糠町に示した数値は「0人」[14]。
- 同年に当駅を発着する定期券の発券もなかったとしている[14]。
周辺
周囲は森林に囲まれており酪農家がわずかに見えるのみであり、信号場への道も舗装されていない。
隣の施設
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、880頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 『2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2019年12月13日。オリジナルの2019年12月13日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20191213082940/http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20191213_KO_kaisei.pdf。2019年12月13日閲覧。
- ^ a b “寂しいけどありがとう 白糠・古瀬駅、南弟子屈駅が最後の営業 ファンら別れ惜しむ”. 北海道新聞. (2020年3月14日). オリジナルの2020年3月27日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/IrrMs 2020年3月26日閲覧。
- ^ a b 「駅廃止から1か月 寂しさを漂わせる 速度落とさず列車通過 豊清水信号場は名残も」『名寄新聞』2021年4月13日、3面。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、233頁。doi:10.11501/1873236。https://doi.org/10.11501/1873236。2022年12月10日閲覧。
- ^ 「北海道駅めぐり 古瀬駅(JR根室線)」『北海道新聞』2018年7月23日、夕刊2。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、128頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 藤島, 茂「JR北海道における130km/h高速化」『鉄道と電気技術』第8巻第4号、日本鉄道電気技術協会、1997年3月、68-71頁、doi:10.11501/3314045、ISSN 0915-9231。
- ^ a b “JR根室線・古瀬駅 来年3月廃止”. 北海道新聞. (2019年12月11日). オリジナルの2019年12月11日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/qkqpt 2019年12月11日閲覧。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 81. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月16日閲覧。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 98. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月16日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ a b “委員会の動き”. 白糠町議会だより (白糠町議会) (146): pp.20-21. (2019-10-25). オリジナルの2019-12-16時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190714143621/https://www.town.yakumo.lg.jp/uploaded/attachment/6288.pdf.
参考文献
- 北海道旅客鉄道釧路支社編『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』
関連項目
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根室本線(新得 - 釧路) | |
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貨物支線 (1989年廃止) | |
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