ベティ・ロス
ベティ・ロス | |
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出版の情報 | |
出版者 | マーベル・コミック |
初登場 | ベティ・ロスとして: 『インクレディブル・ハルク』第1号 (1962年3月) ハーピーとして: 『インクレディブル・ハルク』vol. 2 第168号 (1973年7月) レッド・シー・ハルクとして: 『ハルク』vol. 2 第15号 (2009年9月) レッド・シー・ハーピーとして: 『Immortal Hulk』第16号 (2019年) |
クリエイター | ベティ・ロス: スタン・リー ジャック・カービー ハーピー: スティーヴ・イングルハート ハーブ・トリンプ レッド・シー・ハルク: ジェフ・ローブ エド・マクギネス レッド・ハーピー: アル・ユーイング ジョー・ベネット |
作中の情報 | |
フルネーム | エリザベス・"ベティ"・ロス・タルボット・バナー |
種族 | ガンマ線で変異した人間 |
所属チーム | Ancient Order of the Shield[1] ディフェンダーズ |
著名な別名 | エリザベス・ロス・タルボット ハーピー レッド・シー・ハルク シー・ハルク Mr.ブルー レッド・ハーピー |
能力 |
エリザベス・"ベティ"・ロス(後に タルボット、そして バナー)は、マーベル・コミックによって出版されたアメリカン・コミックスに登場するキャラクターである。スタン・リーとジャック・カービーによって創造されたこのキャラクターは、1962年3月の『インクレディブル・ハルク』第1号に、ブルース・バナー/ハルクのロマンスの相手として初登場した[2]。
サディアス・"サンダーボルト"・ロス将軍の娘でもある彼女は[3][4]、長年にわたり、ハーピー、レッド・シー・ハルク(またはシー・ハルク)を含む複数のキャラクターへと変質した。
発行履歴
キャラクター経歴
その他のバージョン
MCU版
『マーベル・シネマティック・ユニバース』(MCU)の『インクレディブル・ハルク』ではリヴ・タイラーが演じ、『ホワット・イフ...?』シーズン1第3話では、ステファニー・パニセロが声をあてた。日本語吹替は甲斐田裕子が担当。
本項は、“アース616”(正史の宇宙)におけるベティを主軸として表記する。
キャラクター像
“カルバー大学”に籍を置き、遺伝細胞学を専門とする細胞生物学者で、ブルース・バナー/ハルクのかつての恋人。ブルースがハルク化した際に重傷を負ったが、一命を取り留めた。母親を早くに亡くし、ブルースの一件もあったことで実父のサディアス・ロスとは疎遠になるほど不和な関係となっている。一途かつ穏やかでありながら、ブルースを執拗に追い続ける父に何度も食い下がったり、自身を止めにかかった兵士を殴りつけたり、乱暴な運転をしたタクシードライバーに猛抗議するなど、強情な女性でもある。
『ホワット・イフ...?』版
“アース51825”におけるベティの“変異体”。基本的なキャラクター像は正史のベティと同等である。
各作品における描写
- 『インクレディブル・ハルク』
- 本作でMCU初登場。
- ブルースが消息を絶った後は失意に陥り、怪我の回復後にレナード・サムソンと交際するなどして5年間過ごしていたが、ブルースを心から愛する想いを捨てきれずにいたため、彼を発見した際にはいち早く接触。保管していた研究データや寝床を提供し、カルバー大学で父やエミル・ブロンスキーらに追撃されるブルース/ハルクを庇おうとして命の危機に瀕した。
- だが間一髪でハルクに救われ、ブルースのニューヨーク行きに同伴することを決めると、母の形見のネックレスを質屋に売って[注釈 1]活動費用にし、ニューヨークまでの道中を共にすると、辿り着いた“グレイバーン大学”でサミュエル・スターンズによるブルースの治療を補助するが、そこに突入してきたブロンスキーとサディアスらにブルースを捕縛されてしまった。
- 父に反発しながらも、ブルースを移送するヘリに同乗できたが、“アボミネーション”と化したブロンスキーを止めるためにブルース/ハルクが決闘に向かうことを決意すると、それを止めることはできず、彼らの戦いにサディアスと揃って窮地に陥った。しかしハルクに救われ、戦いが終わると彼が再び行方を晦まし、それからしばらく経ったある日、ニューヨークの道中で撮っていたブルースのデジタルカメラの画像を消去して彼と今生の別れを味わうことになる。
- 『ホワット・イフ...?』シーズン1第3話
- 本作では、アース51825におけるベティが登場。
正史におけるベティの『インクレディブル・ハルク』以後の動向についてブルースやサディアスも言及していなかったが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開後、同作監督のルッソ兄弟はベティについて言及しており、彼女がサノスによって引き起こされた“デシメーション”により消滅していた設定を明かした[5]。更に2025年公開予定の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』にリヴ・タイラーがベティを再演する形で登場することが決定している[6]。
脚注
注釈
- ^ 後にブルース・バナーによって買い戻され、ベティへ郵送準備されていた。
出典
- ^ 『レッド・シー・ハルク』第67号(2013年)
- ^ “100+ Characters Created and Co-Created by Stan Lee” (英語). Marvel. 2023年2月12日閲覧。
- ^ DeFalco, Tom; Sanderson, Peter; Brevoort, Tom; Teitelbaum, Michael; Wallace, Daniel; Darling, Andrew; Forbeck, Matt; Cowsill, Alan et al. (2019). The Marvel Encyclopedia. DK Publishing. p. 301. ISBN 978-1-4654-7890-0
- ^ Fillery, Jake (2022年8月30日). “Marvel: 10 Smartest Hulks, Ranked” (英語). Game Rant. 2023年2月12日閲覧。
- ^ “【ネタバレ】無事だった?『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に登場しなかったキャラクターたちのその後が明らかに”. 2018年5月13日閲覧。
- ^ “『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でアベンジャーズ再建?ハリソン・フォードの米大統領が指令か”. 2024年4月12日閲覧。
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