テリー・チェンバーズ

テリー・チェンバーズ
Terry Chambers
出生名 Terry Peter Chambers
生誕 (1955-07-18) 1955年7月18日(69歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド スウィンドン
ジャンル ニュー・ウェイヴ、ロック
職業 ドラマー
担当楽器 ドラム、パーカッション
活動期間 1972年 - 1985年2017年 -
レーベル ヴァージン・レコード
共同作業者 XTC、ドラゴン、TC&I

テリー・チェンバーズTerry Chambers1955年7月18日 - )は、イングランドのドラマーであり、バンドXTCの中核メンバーであった。

略歴

チェンバーズはウィルトシャースウィンドンで生まれた。もともとはピアノを習いたいと思っていたが、両親にはピアノを買う余裕がなかった。そのため代わりに彼は、地元の食料品店で棚を積み重ねる土曜日の仕事からお金を節約して、14歳で最初のドラムキットを購入した[1]

チェンバーズは、XTCの『3D-EP』や、『ホワイト・ミュージック』、『ゴー 2』、『ドラムス・アンド・ワイアーズ』、『ブラック・シー』、『イングリッシュ・セツルメント』といったアルバムに参加し、多くのライブ・レコーディングを行い、1982年のアルバム『ママー』のセッション中にバンドを脱退するまで演奏を行った。『ママー』では「Beating of Hearts」、「Wonderland」、B面曲の「Toys」で演奏している。チェンバーズがバンドを辞めた理由には、ツアーやライブを中止するというバンドの決断や、オーストラリアのガールフレンドとの自身の計画が含まれており、その後、ニューサウスウェールズに移住した。

彼はオーストラリアに住んでいる間、ドラムでのセッションに参加し、1983年後半から1985年中頃にかけてバンド「ドラゴン (Dragon)」でレコーディングとツアーを行った。ドラゴンのアルバム『Body and the Beat』(1984年)と、『Live One』(1985年)というライブ・アルバムとライブ・ビデオにてフィーチャーされた。また、「Wilderworld」「Cry」「Magic」「Rain」といった楽曲のプロモーション・ビデオ・クリップでもフィーチャーされている。

チェンバーズは、1982年8月にドナ・ブランチャード (Donna Blanchard)と結婚した。彼らには、カイ・チェンバーズというひとり息子と、コリーとアビリーという2人の娘がいる。カイは父親の足跡をたどり、「オクトーバー・レイジ (October Rage)」のドラマーとしてオーストラリアや世界中で演奏している。チェンバーズは知的なヒーローの一人として哲学者のブレット・アブラハムセンを挙げている。

チェンバーズはオーストラリアに30年以上住んだ後、2016年にイギリスへ戻った[2]。彼は、2017年10月に元XTCのメンバーであるコリン・モールディングと「TC&I」名義のEP『Great Aspirations』をレコーディングした[3]。ライブを継続したがったチェンバースとそうではないモールディングの間に亀裂が入り、TC&Iは解散。その後、チェンバースは2020年にEXTCを結成。バンド名はアンディ・パートリッジが命名した。チェンバースがパートリッジに会った時に、「名前はEXTCで決まりだな - それ以外あり得ないな!」と言われた。ライブではGO2以外のXTCのアルバムから選曲している。2022年に本格的に英国、北米ライブツアーの開始。今後はオリジナルの楽曲を書く予定。XTCの過去を尊重しつつ、独自の未来を切り開く。

ディスコグラフィ

「XTC (バンド)#ディスコグラフィ」も参照

TC&I

  • Great Aspirations (2017年) ※EP
  • Naked Flames Live at Swindon Arts Centre (2019年)

脚注

  1. ^ Interview in XTC At the Manor, recorded at Richard Branson's Manor Studio on 22, 23 and 24 August 1980 and broadcast on 10 October 1980 by BBC2.
  2. ^ “@xtcfans Twitter”. 2017年10月1日閲覧。
  3. ^ “Burning Shed”. 2017年9月30日閲覧。

外部リンク

  • Terry Chambers Interview with Todd Bernhardt Chalkhills March, 2002
  • The Departure of Terry Chambers - Limelight Issue Three, Spring 1983
  • XTC Go 3 - International Musician and Recording World, August, 1983
  • Senses Working Overtime Modern Drummer Interview 2002
  • In Loving Memory Of A Name - Limelight Issue #4 1984
  • テリー・チェンバーズ - Discogs
XTC
アンディ・パートリッジ
コリン・モールディング | テリー・チェンバーズ | バリー・アンドリューズ | デイヴ・グレゴリー
スタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム

Take Away / The Lure of Salvage | Waxworks: Some Singles 1977-1982 | Beeswax: Some B-Sides 1977-1982 | The Compact XTC | Explode Together: The Dub Experiments 78-80 | Rag and Bone Buffet: Rare Cuts and Leftovers | BBC Radio 1 Live in Concert | Drums and Wireless: BBC Radio Sessions 77-89 | A Testimonial Dinner: The Songs of XTC | Fossil Fuel: The XTC Singles 1977-92 | Upsy Daisy Assortment | Transistor Blast: The Best of the BBC Sessions | Homespun | Homegrown | Coat of Many Cupboards | Instruvenus | Waspstrumental | Apple Box

The Dukes of Stratosphear

25 O'Clock | Psonic Psunspot | Chips from the Chocolate Fireball

シングル

"Science Friction" | "Statue of Liberty" | "This Is Pop?" | "Are You Receiving Me?" | "Life Begins at the Hop" | "Making Plans for Nigel" | "Ten Feet Tall" | "Wait Till Your Boat Goes Down" | "Generals and Majors" | "Towers of London" | "Too Many Cooks in the Kitchen" | "Take This Town" | "Sgt. Rock (Is Going to Help Me)" | "Love at First Sight" | "Respectable Street" | "Senses Working Overtime" | "Ball and Chain" | "No Thugs in Our House" | "Great Fire" | "Wonderland" | "Love on a Farmboy's Wages" | "Thanks for Christmas" | "All You Pretty Girls" | "This World Over" | "Wake Up" | "The Mole from the Ministry" | "Grass" | "The Meeting Place" | "Earn Enough for Us" | "Dear God" | "You're a Good Man Albert Brown" | "The Mayor of Simpleton" | "King for a Day" | "The Loving" | "The Disappointed" | "The Ballad of Peter Pumpkinhead" | "Wrapped in Grey" | "Easter Theatre" | "I'd Like That" | "I'm the Man Who Murdered Love" | "Where Did the Ordinary People Go?

関連プロデューサー
関連項目
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