ჩ (グルジア語 : ჩინი 、/tʃʰɪnɪ/ )は、現行のグルジア文字 の26番目の文字(正書法 改正前は29番目)である[ 1] 。
使用 ジョージア語 では無声後部歯茎破擦音 の有気音 [tʃʰ]を表す[ 2] 。記数法 では数値1000を表す[ 3] 。
ジョージア国内のラズ語 でも使用されている。トルコ 国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベット の「Ç 」[ 4] に対応する。アブハズ語 (1937年 から1954年 まで)[ 5] およびオセット語 (1938年 から1954年まで) [ 6] のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字 が主に使われ、「Ч 」と記される。
ジョージア語のラテン文字化 では「Č̕」または「Ch 」「Chʼ」「Č ʻ」と記す[ 7] 。グルジア語の点字 では記号⠟(U + 281F)[ 8] となる。
字形
筆順 アソムタヴルリ[ 9]
ヌスフリ[ 10]
ムヘドルリ[ 11]
符号位置 文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考 Ⴙ U+10B9
-
Ⴙ
Ⴙ
アソムタヴルリ ⴙ U+2D19
-
ⴙ
ⴙ
ヌスフリ Ჩ U+1CA9
-
Ჩ
Ჩ
ムタヴルリ ჩ U+10E9
-
ჩ
ჩ
ムヘドルリ
出典 ^ Machavariani, p. 136 ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar . Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5. http://www.seelrc.org:8080/grammar/pdf/stand_alone_georgian.pdf ^ Mchedlidze, II, p. 100 ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF) . ^ Из истории письменности в Абхазии . ^ История осетинского письма . ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45 ^ Mchedlidze, I, p. 105 ^ Mchedlidze, I, p. 107 ^ Mchedlidze, I, p. 110